【インテック】第5弾 : Power Systems(AS/400)に特化したメーカー・卸事業者向けクラウド型EDIサービス

2012.12.19

ネオアクシス株式会社
営業本部
プロダクトサービス部
部長

白石 昌弘 氏

白石 昌弘 氏

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 2012年に入って急ピッチで導入が進んでいる流通BMS。大手流通グループのイオンが12年12月末までに全取引先の完全移行を宣言し、そのリミットが刻々と近づいている。
 そこで今回は、基幹システムにIBMのPower System(AS/400)を採用するメーカー・卸売事業者に向けて、クラウド型(SaaS型)EDIサービスを提供するネオアクシスのサービスの概要を紹介する。

IBM Power SystemsAS/400)のシステム開発で多数の実績

 ITホールディングスグループの一員として、「基幹ソリューション」「グループウェア」「プラットフォーム」「アウトソーシング」を4つの柱とした『NAX Solutions』を軸にビジネスを展開する『ソリューションカンパニー』ネオアクシス。特に基幹ソリューションのビジネスでは、IBM Power Systems(AS/400)のユーザーを中心とする1,100社以上の企業に向けて、基幹系システム開発、導入支援などのサービスを提供してきた。

 

TCP/IPの通信手順のまま流通BMSの利用が可能

 ネオアクシスは、2006年からPower Systems(AS/400)向けのツール製品「Toolbox for System i5(以下、Toolbox)」と「Toolbox +PLUS」を販売し、基幹システムの安定運用を支援してきた。従来のToolboxが持つ通信機能によって企業のEDI化を支援し続ける中、11年に入ると流通業界全体で流通BMSの導入機運が上昇。これを受けて流通BMSに対応する「NAXクラウド Toolbox EDIサービス」を12年1月にリリースした。

 

 NAXクラウド Toolbox EDIサービスは、ネオアクシスのNAXクラウドセンター経由で、流通BMSによるデータ交換を行うためのサービスだ。同社営業本部プロダクトサービス部部長の白石昌弘氏は「これまでのToolboxと同様の通信手順で利用でき、すでに全銀TCP/IP手順による通信機器や回線があれば新たに機器を追加する必要はありません。また、1接続先ごとの契約となるため、流通BMSによる通信が必要な取引先ごとに順次、始めることが可能です」と説明する。

 

 Power Systemsを基幹システムに利用しているメーカーや卸売事業者が流通BMSに対応しようとすると一般的に、WebEDI、JX手順によるクライアントPC、EDIサーバー、外部サービスの4つが選択肢となる。それぞれに一長一短があり、どれを導入するかで初期コストや導入後の運用負担が変わってくる。

 

 まず、取引先が提供するWebEDIを利用する場合、初期コストはかからないものの、運用のために新たな手作業が発生し、業務側にかかる負担は大きくなる。次に、流通BMS接続用のクライアントPC(JXクライアント)を導入する場合、PCとPower Systems間の連携システムを構築する必要がある。さらに運用するPCが固定されてしまうために柔軟性に欠けてしまう。また、外部にEDI専用のサーバーを構築する場合でも、サーバーの構築費用やサーバー連携システムの構築工数が発生し、構築後の運用工数も決して少なくない。

 

 一方、NAXクラウド Toolbox EDIサービスのような外部サービスなら、接続先に応じたフォーマット変換プログラムを開発するだけでよく、既存の接続先(JCA手順や全銀手順)を変える必要はない。そのため、導入コストや運用の負荷も大幅に抑えることができる。