【インテック】第4弾 : 流通BMS対応メッセージを物流要件に合わせて自動修正 Page2

2012.11.13

株式会社サトー
ソリューション推進部
ソリューション営業グループ
担当課長

高山 暁 氏

高山 暁 氏

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 受発注業務の効率化に注目が集まりがちな流通BMSだが、メーカー・卸売業の物流現場では、ラベル発行や出荷業務の効率化が依然として進まない現実がある。そこに起因するのは、小売ごとに異なる発注メッセージや値札作成メッセージの壁だ。メーカー・卸売業は流通BMSのメッセージを、小売納品要綱に合わせて修正しなければならない。
 そこで今回は、SCMラベルやラベルプリンターを手掛けるサトーが、インテックとインターコムとの協業によってリリースしたクラウド型の流通BMSデータ共通化サービス「RetailComPass(リテールコンパス)」について紹介する。

パートナーとの協業によって今までにない新サービスを構築

 流通BMSデータ共通化サービス「RetailComPass」は、サトー、インテック、インターコムの3社によるコラボレーションから誕生した。基盤となるクラウド環境はインテックのサービスを利用し、EDIの受注システムはインターコムが提供している。

「サトーは、SCMラベルや出荷検品システムのベンダーとして、メーカーや卸売業との接点は多く持っているものの、インフラ基盤に関する技術は専業メーカーと比べると十分ではありません。そこで、20年以上にわたるVANの運用実績とEDIシステムの構築実績を持つインテックと、EDIや受発注業務に関して高い技術力を持ち、EDIシステムで20万本以上の実績を誇るインターコムに協業を提案し、3社でタッグを組んでサービスを企画しました」(高山氏)

 

 RetailComPassで利用するデータ補足・変換用の変換マスターには、サトーがSCMラベル・値札発行システムや、出荷検品(梱包データ生成)システムを通して、多くのメーカーや卸売業に提供してきたノウハウが盛り込まれている。従来はそれらを個々のユーザーごとに提供してきたが、クラウド化したことで一括対応が可能となった。インテックのネットワーク&アウトソーシング事業本部EDIソリューション部事業推進課の車谷真由美氏は「小売業・卸売業・メーカーに採用いただいている基盤サービスのノウハウを提供しています」と語る。

 

 左:株式会社インテック ネットワーク&アウトソーシング事業本部 EDIソリューション部 事業推進課 車谷 真由美 氏

 中央:株式会社サトー ソリューション推進部 ソリューション営業グループ 担当課長 高山 暁 氏

 右:株式会社インターコム 営業本部 法人営業グループ マネージャー 五十嵐 浩一 氏

 

 RetailComPassはリリース間もないことから(取材時)、現在は採用実績を蓄積している段階だが、まずは出荷検品(梱包データ生成)システム「大車輪シリーズ」のユーザーの約半数を占めるアパレルベンダーを対象に導入を促進していく構想だ。2012年11月には「大車輪シリーズ」のクラウド版(SaaS版)もリリースする予定で、RetailComPassと合わせて文字通りのワンストップサービスが実現する。3社による協業体制は、さらに発展させる方向で進展しており、インターコム営業本部法人グループマネージャーの五十嵐浩一氏は「RetailComPassやクラウド版の大車輪シリーズは協業の第一歩。今後のさらなる展開に注目してください」と強調した。

 

 最後にサトーの高山氏は、物流の現場を支えてきた立場から、メーカー・卸売業に対して次のようなメッセージを送った。

「製造・配送・販売3者の業務を効率化し、最終消費者にモノを早く届けることが流通BMS本来の役割です。その目的を達成するためにも、メーカーと卸売業の視点で構築したワンストップサービスのRetailComPassを活用していただき、流通業界の発展に貢献していきましょう」

 

 

 

 <RetailComPass サトー・インテック・インターコム プロジェクトメンバー>