【SCSK】ファミリーストアさとう タブレット(iPad)を使ったスマクラを導入し 増大していた手書き伝票の入力を8割削減

2014.2.07

株式会社ファミリーストアさとう
代表取締役 社長

佐藤 祐介 氏

佐藤 祐介 氏

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 岐阜県高山市で5店舗の食品スーパーを展開するファミリーストアさとう。地域に愛されるご当地スーパーとして飛騨の特産品を数多く揃え、地元住民の食生活を支えている。同社はそれまでほとんどの受発注を手書き伝票で行ってきたが、新店舗の出店で入力作業に限界を感じた。
 そこで、2013年よりスマクラの導入を開始し、流通BMSへの切り替えを進めている。スマクラ導入に至る経緯と今後の取り組みについて、代表取締役社長の佐藤祐介氏に話を聞いた。また、サービスの提供事業者であるSCSKの江南哲氏には、その概要について語ってもらった。

飛騨地方の食材にこだわり、新鮮な生鮮食料品や地場の加工食品を提供

 江戸時代の古い街並みを残し、朝市や高山祭などで知られる岐阜県高山市。ファミリーストアさとうは、観光客で賑わう高山駅から少し離れた市街地において、食品スーパーを5店舗展開している。売上高は年間約60億円で、従業員は約200名。1963年の開業以来、地元住民から圧倒的な支持を集めるご当地スーパーだ。行動指針として「すぐやる。相談する。全員でやる。」を掲げ、「飛騨をこよなく愛し、食はさとうと言われるべく、働くもの全員が努力し、お客様と私達の夢を実現する」ことを社訓としている。

 

 開業時から飛騨地方の食材にこだわり、朝市で仕入れた野菜や、近隣で取れた新鮮な魚介類、店内で料理した揚げ物や煮物などの総菜類を提供してきた。加工食品売り場には、地場のメーカーが製造する漬け物、豆腐、調味料などが所狭しと並んでいる。13年2月には人気タレントのマツコ・デラックス氏のトーク番組で取り上げられ、飛騨のソウルフードとしてなじみの深い味付け油揚げ「あげづけ」をマツコ氏が大絶賛。その他にも郷土食品の「めしどろぼ漬け」「豆つかげ」「飛騨清見ソース」などが紹介され、放送終了後はオンラインショップに全国から注文が殺到した。

「普段使いとして、何気なく食べていた飛騨の地元食材ですが、全国放送で紹介されて話題になったことで、改めて地元商品の素晴らしさに気が付きました」と佐藤氏は説明する。

 

 

5店舗目の出店で2人の事務員による伝票入力作業がパンク

 そんな同社が流通BMSの導入を考えたきかっけは、12年11月に5店目を出店したことだった。4店舗までは膨大な手書伝票を2人の事務員が処理をしていたが、1店舗増えて1カ月で処理する伝票が1万枚を超え、対応が間に合わなくなってしまったのだ。

「それまでも伝票処理の遅れは多少発生してはいたものの、何とか人のパワーで乗り切ってきました。しかし、ついに限界を超えたことを悟り、システム化が不可欠と判断しました」(佐藤氏)

 

 システム化を検討してはみたものの、特定の団体に属していない同社は、そのやり方がわからない。その時、佐藤氏の脳裏に浮かんだのは、以前どこかで目にした「スマクラ」の紹介記事だった。「ひょっとしたら、うちがやりたいのはこれなのでは?」と考えた佐藤氏は、販促支援を受けているブルーチップに相談し、13年1月に東京で行われた流通BMS説明会に参加する。

「最初は大きなスーパーが使っているシステムが、当社のような小規模なスーパーに合うのか不安でしたが、温かく迎え入れていただいたことで安心しました。その中で、スーパーの大多数が流通BMSという方向に進もうとしている動きを知り、波に乗るなら今しかないと判断しました」と佐藤氏は振り返る。

 

 さらに、小規模なスーパーでも導入の負担にならないスマクラのコストパフォーマンスも採用の決め手となった。同社では以前にもEDI化を検討したことはあったが、高い初期コストと複雑なカスタマイズ要件がネックとなり、導入に至らなかった苦い思い出がある。しかし、クラウドサービスのスマクラなら、ハード面での投資が不要で、多額なコスト負担と運用負荷の増加が避けられるため、当初の不安も解消できたと言う。